概要
Jupyter Notebookはデータ分析作業を進めるためのツールであり、ノートブックと呼ばれる形式でプログラムを実行、記録しながら分析を行うことができる模様。
この手のものはMathematiaというソフトウェアがあるが、Jupyter Notebookはブラウザ上での実行する。
今回はPythonの実行を行う。
なぜJupyter Notebook?
今私が使える開発環境はWindows10(デスクトップ)とUbuntu(ノートPC)の二種類。
同じコードの使いまわしはできますが開発環境の違いがあるため結構大変。
そこでなんとかできないかなーとぼんやりと考えていたところJupyter Notebookの存在を知ったわけです。
うまくいけば実行場所はどこかのサーバー上で行って、OSによらず実行できるようになればいいなって。
インストール
前提として、Anacondaの一部としてインストールするのが推奨らしい。
Anacondaはpythonのインストールに利用できるが、Numpyとか便利なやつも一緒にインストールしてくれる。楽なのはこちらだと思われ。
Anacondaでも通常のPythonのインストーラーでもいいのでPython2.7を入れて
pip install jupyter
でインストール開始。
すでにWindows環境にあるPython2.7を使ってやってみたがインストール中にエラーが…
潔くAnacondaを使おうかとも思いましたが、上の画像のURLからVCForPythn27.msiなるファイルをダウンロードしてインストール。
するとエラーが消えてうまくいったっぽい。(pipが古いと怒られたが…)
実行方法
コマンドプロンプトで
Jupyter Notebook
とすれば勝手にブラウザが立ち上がる。
エラーがでたら調べるしかないでしょう。
適当にテストコードを書いてみると
うん、大丈夫そう。
追記
2017/7/3:
無事動いたのはいいが、Extensionの機能が使えない。
試しにAnacondaいれてそっちからExtensionの機能を使ってみたらいけた。
どうやらAnacondaじゃないと何かが足りないらしい。
2019/11/3:
HDDからSSDへの換装もかねてWIndows10環境をクリーンインストールしてAnacondaをインストールしたところ、コマンドプロンプトからJupyter Notebookが起動してくれない。原因はPathの追加と%HOME%が定義されていないことだった。解決は
・ユーザー環境変数に変数名HOME、変数値を%USERPROFILE%を追加
・システム環境変数にC:\ProgramData\Anaconda3、C:\ProgramData\Anaconda3\Scripts、C:\ProgramData\Anaconda3\Library\binを追加する。追加しなくてもAnaconda Promptからは起動できる。